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メビウス

新宿シネマカリテ

ゴーン・ガールに続いて、年末に凄いの観てしまった。
鑑賞前にペットボトルのお茶を買って座席に置いていたが、映画終わってみたら、封も切っていなかった。

これに限らずギドク映画はアレコレと考えずに、鑑賞後の衝撃に身を任せておくべきと思う。

キム・ギドク印の映画はこの数年プンサンケやレッド・ファミリーなど観てきたが、やはり本人監督のものはちょっと次元が違う。やっぱりこういうのはリスクが大きすぎて若手や他人にはさせられないのだろう。この最高の変態ぶりは、ギドクでないと出せないものと思う。

ラース・フォン・トリアーやこのギドク作品は、劇場に足を運ぶのにちょっと躊躇してしまうが、行って良かった。嘆きのピエタは実際行けなかった。ニンフォマニアックもまだ躊躇している。

同じ日にクローネンバーグのマップ・トゥ・スターズを観てさすがだなあと思っていたところが、霞んでしまった。
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maps to the stars

新宿武蔵野館

デビッド・クローネンバーグ

ジュリアン・ムーア
ミア・ワシコウスカ

邦題がなぜマップは単数でスターズが複数形なのか、ひどくつまらないことがすごく気になってずっと引きずってしまったが、作品自体はすごく良かった。

クローネンバーグだけに、何かしらとんでもないことが起きることを期待しつつ観ているのだが、終盤ギリギリまで引っ張ってから事件が起きる。それまで緊張感が保たれているところもすごい。強力なバネを90分かけてキリキリと圧縮しているような感覚 。
終盤、崖っぷちでギリギリ保たれていた人間関係がちょっと危うくなって、アレ?と思う間もなく一気に爆発してしまう。ある意味爽快ですらある。

ジュリアン・ムーアはもはや信頼のブランドになっている。お歳をめしてからも相変わらずやらしくて、作品選びもいい。
ミア・ワシコウスカもこういう危ない役が板についてしまっている。いつも「この娘誰だっけ」となってしまう地味なルックスだけれど、登場の瞬間からアブナイものがビンビン出ている。

ゴーン・ガール

TOHOシネマズ宇都宮

自分は未婚だが、既婚者が観るとかなり重たい感想になるのだろうと思う。

ロザムンド・パイクはトム・クルーズのアウトローでとても気になっていた女優さんだが、ここで大ブレイクしそう。

最初と最後で、全く同じショットが繰り返されるが、最後のほうはホントに恐い。後でDVDとかでもう一回見るときに、いきなりこのショットをみせられると、その先見られなくなりそう。

シャトーブリアンからの手紙

宇都宮ヒカリザ座


本当にあった話を淡々と描いた映画。

同じような話を日本で映画化すると、ヤタラと湿っぽく冗長な演出になって興ざめしてしまうことが多いが、本作ではむやみな感情表現や不自然な独白もなく自然に感情移入できる。

ローマの教室で

宇都宮ヒカリ座

映画館でじっくり観るべき映画。

平日だったので貸切状態で観れた。

誤解から疑って、間違いと気づいても修正できず、それでも前に進まなくてはならない。

狼は嘘をつく

このあいだたまたま戦場でワルツををDVDで観たばかりだったが、イスラエルには面白い映画がある

6歳のぼくが大人になるまで

まずはこの奇跡にリアルタイムで立ち会えたことに感謝。
1シーンごと少しずつリアルに成長する子供たちに驚き、少しずつリアルに老いてゆく大人たちにちょっと自分を重ねてさみしい気持ちになり。

ショート・ターム

観終わったあとの余韻が素晴らしいと思う。

今年観た洋画の中でベストになりそう。

よく使われる手法ではあるが、作品の最初と最後で同じショット、あるいは同じシーケンスを繰り返すことがある。作品を通して同じ画でも意味が変わったでしょう?というよな使われかたをするのだが、下手をうつとあざとさが鼻についてしまう。
今回はツボにハマってしまった。うっかり涙まで出そうになってしまった。

俳優は俳優だ

FURY

TOHOシネマズ宇都宮

骨太

サボタージュでは???な部分もあったが、こちらはほぼ文句なし。
今後デビッド・エアは要チェック。
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