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幸田露伴 ルーヴルへ行く

 ダミアン・ハースト 「黒い太陽」を連想した。こちらはハエ。

 ハーストの作品は、荒木飛呂彦と親和性高そう。

 

CREED III

the Witch 魔女 増殖

  このシリーズには、無敵の魔女(たち?) VS.  知恵と努力で頑張る人間チーム。 という構図の維持を期待して、少年ジャンプ的インフレは避けてもらいたいとは思うものの、ドラゴンボールっぽい展開になりそうな終わり方。

 凸凹コンビの活躍にきたいしたいですねえ。

ベニー・ラブズ・ユー

ソフト/クワイエット



 最悪の主人公たち。テレビや映画のフィクション登場人物で、ここまで共感できない人たちは初めてかもしれません。

 最初のうちはね、まあ確かにアメリカでも近く白人はマイノリティとなることが分かっているし、その恐怖感や、たとえそうなったとしても現在の地位をどんな手段を使ってでも守りたいという発想は、おおむね間違っていたとしても、気持ちはわからないでもない、のですが彼女たち、とことん救いようのないおバカさんたち、しかも全く可愛げがない。

 ある意味最高に気持ちのいい展開でやり切ってもらえます。最低!で最高!!

 同じような最悪の事態を描いた作品で、キャスリン・ビグロー監督の「デトロイト」がありますが、こちらは実話をもとにしていて、胸糞悪さでは上を行っています。
 超マッチョなビグロー監督なので、がっちり胸ぐらつかんでくれます。お勧め



 でも、登場人物のキャラクターをはじめ、悪趣味なコメディエンターテインメントとしては、こちら「ソフト/クワイエット」のほうが面白いかも。
 不謹慎とは思いつつも笑えます。お勧め!!


監督:ベス・デ・アラウージョ

 あまり聞いたことのない名前でしたが、長編は初監督らしい。最初にこんなの作っちゃうと、次はどうなるのか楽しみ。次回作もぜひ観てみたくなる監督です。





世界の終わりから

 これまでの紀里谷和明監督作品 「キャシャーン」「ゴエモン」などは、あまり興味がわかずに、未見でした。

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AMAZON PrimeへのリンクはGOEMON CASSHERN


 今作も、最初は伊藤蒼さんのキービジュアルで、ひとめぼれ的に興味を持ったのですが、後から紀里谷監督作品と聞き、正直ちょっと引いてしまったのが事実です。


GOEMON タイトル通り、世界の終末がモチーフとなっているのですが、その具体的な終わりかたというのがあまりにも古いので、思わず笑ってしまいそうになってしまいました。昭和か?

 ただ、そこへ至るまでの物語というのは独特で、あまり見たことのない展開で話は進みます。結局わかったようなわからないような不思議な気持ちになるのですが、最後は妙に肚落ちさせられているような変な納得感で終わる。とても奇妙な体験をしました。

 つい最近のシャマラン「KNOCK」でも、偶然なのか同じ世界の終末をモチーフに、奇妙な気分にさせられて最後納得したようなしないようなまま劇場を後にしまことを思い出しました。
 紀里谷さんは日本のシャマランなのか? とすると、「ゴエモン」「キャシャーン」もチェックせねば。

 本作一番の功労者は、なんといっても主演の伊藤蒼さんでしょう。チラシやポスターのビジュアルにある、泣きそうな、困ったような表情に引き寄せられて劇場へ足を運んだ観客も大勢いたでしょう。もれなくわたしもその一人です。

 さらにすごいのは彼女、劇中ずっとその表情で通しています。ラストに短い時間だけ違う表情を見せてくれるのですが、これを生かすために紀里谷監督、伊藤さんにずっと泣きそうな困った顔をさせていたのでしょうか?

 そういえば伊藤さん、「さがす」でも終始怒った顔してましたね。

 さて、そんな伊藤さん演じる高校生ハナさんは、最後にとっても高校生らしい判断で世界の命運を決めてしまいます。

 背負わされた責任のスケール感と判断基準の組み合わせは、「最終兵器彼女」を思わせるのですが本作、さらに,、、
この先は見てのお楽しみで。

 本作を観るにあたっては、理屈などについては追及しないことが大切。ふんわり観ましょう。



 


TAR

 なんかすごい映画を観た。

映画.com


 というのが最初の感想。

 とても複雑で、見落としもたくさんあるだろうと、もう一度観たいとは思いつつも、3時間近くもあるこのヘヴィな内容をもう一度おさらいすると考えると、ややたじろいでしまう。

 でも、凡人は2度観ろ!ということなのでしょう。頑張って2回目行くとするか。でもね、ほかにも観たいたい映画たくさんあるの、どうしよう。


監督:トッド・フィールド

監督としては過去に2作あるが、私は残念ながら未見。

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主演:ケイト・ブランシェット

いまさらながらすごい俳優さんであることを実感。

セールスガールの考現学

 モンゴル映画は初めての鑑賞だった。

  中央アジアというくくりでも、キルギス映画の「明かりをともす人」という作品を鑑賞したことがあるくらい。 

  モンゴルの映画産業がどのくらいの規模で、どんな作品が通常製作されているかは全く知らないが、こんなに洗練されている作品が多く作られているとしたら、もっと観てみたい気がする。

 ひょんな事からアダルトショップでバイトをするはめになった理系女子大生とショップオーナーとの間で醸成されていくシスターフッドともいえるようなものと、それによる二人の変化を、多く語りすぎずにオフな感じのコメディで見せてくれる。
 鑑賞後感もよし。バナナの彼女の今後だけがちょっと心配。

映画.com
TMDB
 

監督:ジャンチブドルジ・センゲドルジ

 日本の映画データベースでは、本作品しか掲載されていないようだが、海外のサイトでは11本ほど紹介されていた。

TMDB

 2010年には日本の映画祭でも入賞しているようで、ぜひ何本か観てみたいと思う。

主演:バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル

 映画初出演らしいが、体当たり演技も含めて素晴らしかった。前半の前髪ぱっつん眉毛ボーボー理系女子から後半への変化が見事、特に前半の眉毛ボーボー女子の段階からとてもチャーミング。ぼんやりとどこを見ていいかわからない目線、おそらくどこも見ていない演技も後半の変化に対する説得力が見えてくる感じ。
 次回作も機会があればぜひ見てみたい女優さんでした。できれば、ぼんやり眉毛ボーボー路線がいいな。

 

The Witch 魔女


 続編が公開されるのに先立って、全国で一週間の限定上映を鑑賞。

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 来週公開の2作目は、映画館チラシで興味を持って見に行こうかと思っていたが、本作を観るまで魔女のシリーズについて全く知識がなかった。
 一昨日、映画館のスケジュールをぼんやりチェックしていたら「魔女」の文字が。「もう始まってるんだっけ?」と、作品紹介をよくよんでみて、本作である1作目が存在していたことを初めて知ることとなった始末。

 というのも本作は、2018年に企画上映のみで公開されており、全国公開などはされていないよう。

 これだけのものをちゃんと公開ちゃんと公開できなかったのは、いったいどういうことだったのかと思うくらい力作。

 韓国映画らしい濃い味付けが好物の私には、これまた最近の韓国映画によくある前半と後半の味付けをグイっと変える演出と相まって、とても楽しく鑑賞させてもらえた。

 パッケージのビジュアルと冒頭のシーンで期待して鑑賞している人は、映画前半はとにかく我慢、田舎の農場でゆったり
進むお話をじっくり楽しむ。ゆで卵を口いっぱいほおばったままシリアスな会話に臨むジャユンちゃんの表情とか。ただ、ぼんやり見ていてはいけない、のどかな画面には、後半に向けた仕掛けが仕込まれている。

 

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監督 パク・フンジョン

 2010年前後 「韓国映画おもしれえ」と思い始めた私が新宿tや六本木のシネマートなどにせっせと通って鑑賞した
いわゆる韓国ノワールの傑作のひとつ、 「新しき世界」の監督をつとめたのが、パク・フンジョンでした。
 その前には、「生き残るための3つの取引」の脚本やられていた。
 この辺の一連の作品で、すっかりファン・ジョンミンのファンになってしまった。



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主演 キム・ダミ

 この作品が新人として実質デビューとは思えない。
 前半と後半の目つきの違いなど、ちょっと同一人物とは思えないくらいに変化している。






ウィ・シェフ

red rocket

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 テキサスにもフロリダにも行ったことはないが、本作に登場するような人々は誇張ではなく現実に普通にくらいしている地域は世界中にあるのだろうと思う。
 マイキーという男はどうしようもないクズ男だが、おそらく彼の育った環境で、ほぼ他に選択肢のない状況のもと道を選び続けた結果、今のような状況になったのだろう。その自分とおかれた環境に対しては、もはや全力で肯定するしかやはり選択肢はない。

 自分はどうか?

 マイキーに比べればカタギに近い職業につき、収入も生活に十分事足りる程度には得ている。これまで人生の選択肢もそれなりに幅はあった。そんな中でより怠惰な選択を続けた結果に対して悲観し不満をぶちまけている。しかもが自分に対してではなく、外部に向けて。
 こんな自分がマイキーのような人物のことを第三者としてしたり顔で否定することには気が引けてしまう。

 もちろん隣人として実際にいれば、全力で否定しますが。



ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3



 なんと10年にわたり続いた シリーズ完結。

 途中 MCU との何か中途半端なかかわりもあったり、その割にお互いの物語に重大な影響を与え合ったりで、若干今作に対して不安を感じていたりもしていたが、見事に大団円を迎えてくれて感激。

 私は MCU をキャプテンロジャースの物語としてみるようになっていたため、アベンジャーズ・エンドゲームでキャプテンの物語が完結して以降は、ちょっと惰性気味で鑑賞していたのが正直なところだったが、本シリーズに関しては、付き合ってきてよかったと思ったもった。

 鑑賞前に、復習しようとも思ったが、これまでのシリーズ2作のほか、アベンジャーズシリーズも何作見ればよいのか?など指折り数えてみたが、結局わからなくなってしまったので復習はあきらめてぶっつけで鑑賞。 

 シリーズ1作目からの主要なキャラのほか途中参戦の各キャラクターについても、まだぼんやり覚えていたので、それなりに楽しむことはできた。

 背景についてあまり細かく覚えていなくても、十分高揚感を得られるようになっていて、さらに最後の打ち上げでは涙まで流せるようになっているのはすごい。
 ガモーラがなぜ復活したのかなどは、まだ理解できていないが…マルチバースとかはもう無理




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監督 ジェームズ・ガン

 ジェームズ・ガンの作品に最初に触れたのは、2011年「スーパー!!」を確か新宿武蔵野館で鑑賞したときだったと思う。リヴ・タイラー、ケヴィン・ベーコン、エレン・ペイジなどの豪華なキャストだったが、エレン・ペイジ演じるパートナー役への仕打ちがひどくて、トラウマ級だったのを覚えている。
 このころから、ずっとジェームズ・ガンは、社会のアウトサイダーに対するまなざしが一貫しているのではないか。




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ベネデッタ

シャドウ・プレイ完全版

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