キャプテンアメリカ・シビル・ウォー
2020−52
MCUシリーズで、はじめて劇場で鑑賞した作品がこれ。
その後がっちりハマってしまったことを考えれば、もっと早くシリーズを劇場で見ておけばよかったと後悔したと思ったことを思い出した。
再び劇場で観ることができることになるとは思わなかったので、このCOVID19騒動下でいろいろ工夫してくれた劇場に感謝。
ぴあ映画生活
アヴェンジャーズシリーズのストーリーとしても重要な分岐点となる本作だが、なぜか「キャプテン・アメリカ」タイトルとなっている。ソーとハルクがいないので「アヴェンジャーズ」 は名乗らないということか?
ただ、直接ストーリー上の前作と言える「エイジ・オブ・ウルトロン」で合流したスカーレット・ウィッチとヴィジョン事実上のデビュー戦、ブラックパンサー、スパイダーマンの合流など、ストーリーの他にもその後のアヴェンジャーズシリーズへの影響を考えると「アヴェンジャーズ・シビルウォー」と位置付けられる要素もたくさんある。
とはいえ、終盤はロジャースとバッキーのブロマンス的な話に収歛していくので、「キャプテン・アメリカ」タイトルも納得できる。「キャプテン・アメリカ」「アヴェンジャーズ」両方のシリーズで重要な要素を持つ複雑な位置付けの作品と言える。
先に挙げた新メンバーも交え、入り乱れて乱闘するのは、ストーリー上はもちろん、画面上でも大混乱であるが、この辺を綺麗に編集して見せてくれているのはさすが。この作品でもスーパーヒーローのインフレーションが凄いと感心したが、その後の「インフィニティ・ウォー」以降を観たあとでは、この程度の乱闘はかわいく見えてしまう。
スーパーヒーローの超法規的活動に対する是非を問うというテーマも興味深い。観客としてはキャプテンロジャースチームにも感情移入してしまうが、もし現実にこんな奴らがいたら「刑務所行きだ!」と言うであろう自分もいて、観ながら登場人物と同じく葛藤してしまう。
TU
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