透明人間
2020-68 TU
劇場鑑賞
ウェルズ原案の「透明人間」は何度となく映画化されていますが、共通点は透明人間化するのがマッドサイエンティストであること、透明人間化することで彼らはキレっぷりに拍車がかかるくらいで、ストーリーはまちまち。
たぶん最初の映画化はこちら、包帯とサングラスというのも今に続くイメージアイコンですね。アマゾンプライム会員であれば特典視聴可能です(2020/7現在)
ぴあ映画生活
https://cinema.pia.co.jp/title/10045/ 最近の映画化では、ポール・バーホーベン監督作「インヴィジブル」がありますが、バーホーベンらしいエロと気持ち悪さ、外連味たっぷりの傑作でした。ケヴィン・ベーコン、エリザベス・シューらの出演陣も私好みで、大好きです。
ぴあ映画生活
さて、本作です。今回透明人間化するのは、サイエンティストというよりはエンジニアという感じの人であるところが今っぽい。 ストーリーも、おそらくDVに耐えきれず逃げ出した嫁さんを、透明人間化してストーカーよろしく追い回す。というあたりも今っぽい。DVストーカーというモチーフ自体は昔からあるにはありますが。
本作の一番秀逸なところは、やっぱりラストでしょうか?ハリウッドのでは、それまで斬新なアイデアで話を進めても、ラストでドタバタグズグズになってしまい、無理矢理大団円。という作品が多い中、本作は最後のさいごまで頭良く終わってくれました。しかも鑑賞後の観客にあれこれ考える余地もくれる、サービス満点です。
ぴあ映画生活
監督された リー・ワネルさんという方は知らなかったのですが、「SAW」シリーズの主要スタッフと出演をされていた方なのですね。1作目はDVDでしたが鑑賞したことあり、とても面白かった。
確かに本作と「SAW」シリーズ(1作目しか見てませんが)は、通じるところありそうですね。
ぴあ映画生活
https://cinema.pia.co.jp/title/10774/ 映画と直接関係はありませんが、奇しくもこんなニュースがありました。
「光学迷彩ついに実現!? カナダの軍服メーカーが完成させた量子ステルス技術」
https://www.gizmodo.jp/2019/10/quantum-stealth.html
https://www.gizmodo.jp/2019/10/quantum-stealth.html
透明人間がフィクションの中だけで語られる時代も、近く終わる時代がうるかもしれませんね。
スポンサーサイト