ゴジラVS.コング
TU
ぴあ映画生活
https://cinema.pia.co.jp/title/177553/
予告編を見たときは少し心配していたが、完成品を観たらやはり心配していた方向に進んでいた。
しかし、そっちの方向に想定外の振り切りをしていて、逆に思い切り楽しめる映画になっていた。
「怪獣プロレス」
ゴジラ前作でもその傾向はあったが、今作の振り切り方は気持ちよかった。
コングも前作では、島の支配者としての威厳を残して終わっていたが、今作ではファーストシーンから今流行のモーニングルーティンを見せて、尻を掻いたり、最初から「前のコングとは違いますから」と宣言されている。
場外の人間も、あれこれ動いてオモシロガジェットを繰り出したり、子供スパイごっこをしたりするが、まあどうでもいい。クライマックスに登場するアレのために働いているだけであって、一つ一つの行動やモノにいちいちツッコんでも仕方なない。親子の物語のようなものもあるが、お子様ランチのパセリくらいの飾りにもなっていない。製作側もあんまり気にしていないだろう。
観る側も、数十億円かけた怪獣同士のドつき合い、殴り合いに全集中すればよい。そのほかのところは、やはり全力で許容。これでたのしめます。
でもまあ、怪獣映画ってそもそもそういうものか。
スポンサーサイト