ソフト/クワイエット
最悪の主人公たち。テレビや映画のフィクション登場人物で、ここまで共感できない人たちは初めてかもしれません。
最初のうちはね、まあ確かにアメリカでも近く白人はマイノリティとなることが分かっているし、その恐怖感や、たとえそうなったとしても現在の地位をどんな手段を使ってでも守りたいという発想は、おおむね間違っていたとしても、気持ちはわからないでもない、のですが彼女たち、とことん救いようのないおバカさんたち、しかも全く可愛げがない。
ある意味最高に気持ちのいい展開でやり切ってもらえます。最低!で最高!!
同じような最悪の事態を描いた作品で、キャスリン・ビグロー監督の「デトロイト」がありますが、こちらは実話をもとにしていて、胸糞悪さでは上を行っています。
超マッチョなビグロー監督なので、がっちり胸ぐらつかんでくれます。お勧め
でも、登場人物のキャラクターをはじめ、悪趣味なコメディエンターテインメントとしては、こちら「ソフト/クワイエット」のほうが面白いかも。
不謹慎とは思いつつも笑えます。お勧め!!
監督:ベス・デ・アラウージョ
あまり聞いたことのない名前でしたが、長編は初監督らしい。最初にこんなの作っちゃうと、次はどうなるのか楽しみ。次回作もぜひ観てみたくなる監督です。
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