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神は死んだのか

平成27年劇場鑑賞22作目

宇都宮ヒカリ座

タイトルと宣伝・予告から、理性的で真新しい議論の展開を期待して鑑賞。
結果がっかり。

要はプロテスタントの啓蒙映画だった。
講義の中で行われている議論も実は全く議論になっていないし、話題も目新しいものは無い。
議論の決着のつけ方も、強引というか設定の後付けにすぎないバカバカしいもの。

特に後半の展開は、かなり気持ち悪いものだった。

作中ムスリムへの偏見を増長するような描写も酷い。

ラストにある人物が亡くなるが、これを目の当たりにした牧師と連れの宗教家と思しき人の反応が最悪、人の命をどう思っているのか。

観る価値がなかったといえばそうでもない。気持ちの悪いラストのコンサートシーンも、実際アメリカ中西部での布教活動があんな感じらしい。昔ながらの教会は廃れてしまって、メガチャーチという巨大なコンサートホールのようなところで賑やかに布教活動をすることが主流だそうで、その馬鹿げた雰囲気を垣間見れたことは価値があった。
世界中の宗教にあるはずの、歴史に裏付けられた荘厳さや畏怖の念というものはこの映画には皆無である。


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