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まさに安田講堂が陥落したころに生まれたわたしは、このころの空気がどんなものだったのか、正直わかりません。

 わたしが想像していたこのころの活動は、周りの雰囲気に流されてなんとなく騒ぎを起こしてみたい。とか、勢いに訳もわからずに乗ってしまった自称活動家の若者たちがつくりだした、一種の流行か集団ヒステリーのようなものだったのだろうと思っていました。
 もちろん中には真剣な思想に基づいて活動や発信をしていた人も、流れの中心の一部にはいたとは思います。

 映画に登場した片桐という男は、わたしが以前から想像していた自称活動家に、非常に近いものでした。
 映画はフィクションだそうですが、原作となった本は、実際の取材に基づいたレポートのようです。
 活動の実際も、この片桐のような人達がほとんどを占めていたのでしょう。

 原作を読んでみる必要はありそうですが、限られた情報から得たわたしのなんとなくの想像を、この映画は裏付けてくれました。
 

 当時の騒ぎがなんの意味も後世に残せなかったのも当然で、ただの無駄、当事者の自慰にしか過ぎなかったということ。

 かわいそうな女子学生の死もまた無駄であったことは悲しいことです。
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